社労士のAIエージェント活用|依頼と受領の一覧を照合する
社会保険労務士事務所で、依頼表と受領表をAIエージェントで照合する方法を紹介。架空の三依頼から未受領二件を抽出し、一覧と連絡文案を保存する手順を解説します。
顧問先への資料依頼表と受領表が分かれていると、未受領だけを拾う確認が必要になります。Codex・Claude CodeなどのAIエージェントで、架空の二つの表を依頼IDで照合し、未受領一覧と連絡文案を保存する方法を紹介します。
厚生労働省の社会保険労務士制度の説明を踏まえ、必要資料や手続の判断は担当社労士に残します。下の資料名と希望日は事務所内の架空の設定で、法定必要書類や法定期限ではありません。給与情報や個人番号を使わず、受領の有無だけを照合します。
専用フォルダを選び、まず読むだけで計画を出す
会社が利用を認めたCodexまたはClaude Codeを使います。初回の導入はOpenAIの公式案内かClaude Codeの公式案内に沿って進めてください。PCや利用環境により、画面や選べる機能は異なります。コマンドの意味が分からない場合は、社内の担当者などと一緒に設定します。
PC上に練習専用フォルダを作り、その場所を作業対象として選びます。以下のファイルはテキストエディタで作成し、UTF-8の文字で保存してください。CSVは、先頭行が項目名、以降が一件ずつのデータです。実在する顧客・患者・従業員の情報は入れません。
フォルダ名の例は labor-documents-practice です。その直下へ次の二ファイルを作ります。
requests.csv
request_id,company_id,document,due
R1,C1,勤務予定の確認表,2026-11-05
R2,C1,連絡先の確認表,2026-11-05
R3,C2,担当窓口の確認表,未定
received.csv
request_id,received_date
R2,2026-10-28
二ファイルができたら、エージェントへ最初の依頼を送ります。
requests.csvとreceived.csvを読むだけにしてください。request_idで照合し、未受領一覧と顧問先別の連絡文を作る計画を示してください。入力と出力先、上書き対象も説明し、まだファイルを変更・作成しないでください。
計画を確認してから、照合と保存を頼む
読み取る二ファイルが正しく、出力は練習フォルダ内の output、処理の保存は tools に限る計画かを確認します。別の業務フォルダや外部サービスを使う計画が出たら、その部分を止めて修正します。実行権限の確認画面でも、許可する操作を読みます。
承認した計画に沿って照合プログラムを作成・実行し、未受領をoutput/missing.csvへ、C1とC2の依頼文案をoutput/messages.mdへ保存してください。照合件数と再実行手順も残してください。入力は変更・削除せず、同名出力があれば停止してください。重複IDや未登録の受領IDがあれば停止して報告してください。未定の期限、制度名、法的な不利益は補わず、メール送信や申請はしないでください。
プログラムはtoolsに保存し、結果はoutputに保存してください。
外部サービスへの接続や追加パッケージの導入が必要なら、実行せず理由を報告してください。
出力の完成例(架空の説明例)
依頼3件、受領1件、未受領2件。
R1/C1:勤務予定の確認表。希望日11月5日。
R3/C2:担当窓口の確認表。希望日は未定。
C1向け:未受領の勤務予定の確認表を11月5日を目安にお願いします。
C2向け:担当窓口の確認表の提出時期は未定です。担当者にご確認ください。
件数と元資料を、人が照合する
R2が未受領一覧に混ざらず、R1とR3だけの二件になっているかを見ます。C2へ11月5日の期限を流用していないかも点検してください。受領IDがあることは、資料の内容が足りる証拠ではありません。内容確認の済・未済は別の管理項目として人が扱います。
処理が正常終了したという報告だけで終えず、保存された原稿と確認表を実際に開きます。実行した確認、失敗した確認、未確認の点を分けて報告させてください。次回の処理を残すことと、無人の定期実行は別です。
最初は三依頼だけを照合し、担当者が元の受領表と結果を突き合わせます。必要書類の判定へ範囲を広げず、資格者が確認した一覧から連絡文を作る運用を試します。送信は担当者が文面と宛先を確認した後です。
実データへ移る前に、権限と保存先も確認する
フォルダ名を指示に書くだけでは、アクセス範囲の制限にはなりません。実際に許可するファイルやコマンド、外部接続を設定画面で確認します。ローカルファイルを扱う場合でも、その内容がモデルの処理のためクラウドへ送られることがあります。実務では会社の入力条件、契約、保存・利用条件を確認してください。
チャットにもファイル作成などの機能があります。この例での違いは、複数ファイルを読み、照合する処理を実行し、結果と再実行手順まで保存する範囲を任せることです。少量ならチャットや表計算の方が扱いやすい場合もあります。初回の設定、修正、確認を含めて手間を比べます。
※作例は架空の材料をもとに編集部で作成した説明例です。Codex・Claude Codeで実行した検証結果や、顧客への導入実績ではありません。公式情報の確認日:2026年10月29日。