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食品製造のAIエージェント活用|衛生記録の空欄を一覧にする

食品製造・加工向けに、Codex・Claude Codeで複数の衛生記録の空欄を抽出して原記録へ戻れる一覧を作る手順を紹介。架空ファイル、指示文、完成例と照合方法を解説します。

衛生管理の記録が日別に分かれている場合、空欄を探すだけでも複数のファイルを開きます。AIエージェントで記録IDと原ファイルを残した空欄一覧を作り、責任者が原記録へ戻って確認できるようにします。

使うのはCodexやClaude CodeなどのAIエージェントです。指定した資料を読み、処理を作り、実行結果を確かめて保存するところまで依頼します。チャットにもファイル作成・コード実行の機能があるため、製品の優劣ではなく、今回任せる仕事の範囲による使い分けです。

専用フォルダに、架空ファイルを二つ置く

会社が利用を認めた環境を用意し、OpenAIのアプリ公式案内またはClaude Codeの公式案内で導入とフォルダの選び方を確認します。画面や操作はPC・契約・管理者設定で異なります。コマンドや権限の意味が分からない場合は、社内の管理担当者と進めてください。

PCにai-practiceフォルダを作り、その中へinputフォルダを作ります。テキストエディタを使い、次の内容を同名のUTF-8のファイルとして保存してください。表計算ソフトを使う場合も、列を分けて入力しCSV形式で保存します。実在の顧客・従業員・取引情報は含めません。

input/day-1.csv

記録ID,日付,対象,清掃実施,確認者
H01,2026-10-26,作業台,実施,確認担当A
H02,2026-10-26,床,実施,

input/day-2.csv

記録ID,日付,対象,清掃実施,確認者
H03,2026-10-27,作業台,,確認担当A

CSVはカンマで項目を区切った表です。これらは編集部が作った練習用データで、以下の完成例も説明のためのものです。特定製品で動作を実証した結果や、導入企業の実績を示していません。

まず読むだけで、処理の計画を出してもらう

エージェントでai-practiceを作業フォルダとして開く、または選びます。次の指示を送り、まだ実行させずに、入力・出力・上書き対象を確認します。

input内の2ファイルを読み、処理計画を文章で示してください。
まだファイル作成・変更・プログラム実行をしないでください。
列名が共通であることと記録IDの重複をプログラムで検査し、「清掃実施」「確認者」の空欄だけを抽出する。記録ID、対象、空欄の列名、元ファイル名を一覧にする。入力への追記や値の補完は行わない。実施状況や衛生状態を判定しない。
出力案はoutput/check-list.csv、output/report.md、output/checks.txt。
再利用する処理はtools内、入力ファイルは変更しない計画にしてください。
必要な権限、実行する処理、上書きの有無も説明してください。

計画と実際の権限表示を見比べ、input以外に読もうとする資料がないかを確かめます。フォルダ名を指示しただけで、他の場所へのアクセスを防げるわけではありません。

確認した範囲で、集計・照合と保存を依頼する

新しい練習フォルダには既存の出力がないことを確認してから、次を依頼します。

確認した計画に沿って、inputの2ファイルだけを処理してください。
必要な照合・集計はプログラムで行い、件数と検査結果をchecks.txtへ残してください。
outputとtoolsへの新規保存だけを許可します。入力の変更・削除、
既存出力の上書き、外部送信、Webサイトや業務システムの更新はしないでください。
条件不明・入力の形式不正・想定外の状態では、補完せず停止し理由を報告してください。
再実行の手順と、実際に読んだファイル・作ったファイルの一覧も残してください。

ここでいう外部送信の禁止は、メール送信や外部システムへのアップロードを処理に追加しないという指示です。AIサービスへの入力通信は別に発生する場合があります。ローカルのファイルでも、内容がクラウドへ送られる前提で会社の条件を確認してください。

完成例と、元ファイルで照合する数値

  • H02/床/確認者が空欄/day-1.csv。
  • H03/作業台/清掃実施が空欄/day-2.csv。
  • 検査結果:入力3行、空欄2セル、対象記録2件、重複ID0件。

空欄はH02の確認者とH03の清掃実施の2か所です。H03を「未実施」、H02を「確認済み」と書き換えてはいけません。未記録と未実施は異なるため、責任者が実際の状況と原記録を確かめます。

CSVには元ファイルと元のIDを残し、報告の各行から材料へ戻れるようにします。処理が失敗した場合は成果物が完成したと扱わず、どの段階で止まったかを担当者が確認してください。

厚生労働省のHACCP案内には業種別の手引書があります。この例は清掃記録の点検補助であり、必要な記録全体やHACCPの適合を判定するものではありません。温度基準や出荷の可否は、この処理に追加しません。

初回はこの二つのファイルだけで確かめる

最初は架空例で、入力件数、確認一覧、作成先、入力が変更されていないことを照合します。確認・修正にかかった時間も含め、手作業と比べて継続するかを判断しましょう。繰り返し使う際は前回出力を残し、日付別の新しい出力先を計画してから実行します。処理の再利用と、無人の定期実行は別です。定期化には環境・権限・監視などの追加設定が必要になります。

文章を一件ずつ整理する方法はAIチャットでの活用手順で紹介しています。自社で用意する材料と確認担当を決める相談は、福島県の企業向けAI活用支援をご覧ください。

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