花店・園芸のAIエージェント活用|商品案内と受取条件を照合
商品表と受取条件の表が分かれている花店では、紹介文を作る前に商品コードで情報をそろえる作業が必要です。AIエージェントで2つの表を照合し、案内文と価格・受取条件の確認表を作ります。
商品表と受取条件の表が分かれている花店では、紹介文を作る前に商品コードで情報をそろえる作業が必要です。AIエージェントで2つの表を照合し、案内文と価格・受取条件の確認表を作ります。
ここで使うAIエージェントは、CodexやClaude Codeなど、許可した環境でファイルを読み書きし、必要なプログラムの作成・実行を進める道具です。今回は専用フォルダの架空ファイルを読み、成果物を保存する範囲を任せます。チャットにもファイル機能があるため、製品の優劣ではなく委任する仕事の範囲で区別しています。
練習フォルダを選び、作るものを先に確認する
CodexまたはClaude Codeが利用できる環境で、今回だけの練習フォルダを作って開くか、作業対象として選びます。画面や操作はPC・利用環境で異なります。初めての導入は、OpenAIのアプリ案内またはClaude Codeの公式導入案内を確認してください。
フォルダの中に input フォルダを作り、次の内容を指定名のテキストファイルとして保存します。CSVは、表の項目をカンマで区切った形式です。表計算ソフトで保存する場合も、先頭行の項目名を保ちます。ここに載せるデータはすべて架空です。
input/products.csv
id,name,price_yen
F01,季節のミニブーケ,2200
F02,観葉鉢A,3300
input/pickup.csv
id,method,deadline
F01,店頭のみ,前日までに相談
F02,店頭のみ,2日前までに相談
まず読むだけで、処理計画を出してもらう
最初の入力では、まだファイルを変えないよう依頼します。
input内のファイルを読むだけにしてください。
次の処理を行うための計画を、入力・出力・確認方法に分けて示してください。
idで2表を結び、各商品の短い案内文を作る。価格は税込円として表示する。price_yenを数値で照合し、受取方法と相談期限は元の文言を維持して対照表を作る。品種、日持ち、配送、在庫、育て方を追加しない。対応するidがない行は処理を止めて報告する。
この段階ではファイル変更やコマンド実行をしないでください。
計画の対象が上のファイルだけかを確かめます。書き込み先は新しい output/first-trial、処理を再実行するプログラムの保存先は tools に限定する計画にしてください。既存のファイルがあれば上書き前に止めます。
実際のアクセス権限も確認します。フォルダ名を指定するだけでは、その外へのアクセスを防げません。ローカルのファイルでも内容がクラウドへ送られる場合があるため、実データを使う前に社内規程と契約条件を確かめてください。
確認した範囲の処理を実行し、結果を保存する
計画を確認してから、次の依頼を送ります。内容が分からないコマンドの実行を求められた場合は、その意味を説明させ、担当者が判断するまで進めません。
確認した計画の範囲で、処理用プログラムをtoolsに作り、実行してください。
inputの元ファイルは変更・削除しないでください。
新規のoutput/first-trialに次を保存してください。
products-guide.md:商品別の案内2件。
comparison.csv:2商品の価格・受取方法・相談期限の照合。
checks.txt:商品2件、受取条件2件、未対応ID0件。
判定条件と元ファイル名・IDを結果から追えるようにしてください。
欠落・重複・想定外の値は推測で直さず、停止して報告してください。
外部への送信、メール送信、予約確定、公開画面の更新は行わないでください。
実行した処理と、次回人が再実行する手順も保存してください。
件数と条件を照合してから使う
次は編集部が作った期待結果の抜粋です。製品での実行検証や、実際の事業所での導入成果を表すものではありません。
F01:季節のミニブーケは税込2,200円です。店頭受取のみで、前日までにご相談ください。
F02:観葉鉢Aは税込3,300円です。店頭受取のみで、2日前までにご相談ください。
2件の案内があり、F01は2,200円・前日、F02は3,300円・2日前となっているかを照合します。商品名をキーに似た商品を推測で結ばず、IDがそろわなければ商品担当者に戻します。販売の可否や在庫引当は、この処理では行いません。
元の表を開き、抽出されたIDと保存先を人が確かめます。処理が正常終了したという表示だけでは、案内の妥当性までは確認できません。結果が期待と違う場合は原稿を使用せず、どの入力と条件で違ったかを確認します。
次回も同じ手順で試せる形に残す
初回は上の架空データを処理し、元ファイルが残り、指定先に成果物ができるところまでを確認します。再実行時は別の出力フォルダを指定し、前回の結果を保存してください。使い続けるなら、処理や入力形式を直せる担当者も決めます。
処理を再利用できることと、無人で毎週動くことは別です。定期実行には実行環境・権限・通知先などの設定と運用確認が必要です。最初からそこまで広げず、入力と結果を毎回人が確かめる小さな処理から始めましょう。
業務の対象を確認した一次資料
農林水産省掲載の花店利用者調査2021年度では、店頭の情報提示や価格の明確さなどを調べています。本稿は数値を現在の市場実態へ広げず、商品情報と条件を確かめて説明する作業の参考にしています。