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建設業のAIエージェント活用|現場日報から週次報告を作る

建設業向けに、Codex・Claude Codeで現場別の日報から週次報告と未確認事項を作る手順を紹介。架空ファイル、指示文、完成例と照合方法を解説します。

複数現場の日報から週次報告を作る仕事では、現場名や実施日をそろえ、未確認の項目を拾う作業が繰り返されます。AIエージェントで日報の表を読み、現場別の報告と確認一覧をファイルにまとめる練習をします。

使うのはCodexやClaude CodeなどのAIエージェントです。指定した資料を読み、処理を作り、実行結果を確かめて保存するところまで依頼します。チャットにもファイル作成・コード実行の機能があるため、製品の優劣ではなく、今回任せる仕事の範囲による使い分けです。

専用フォルダに、架空ファイルを二つ置く

会社が利用を認めた環境を用意し、OpenAIのアプリ公式案内またはClaude Codeの公式案内で導入とフォルダの選び方を確認します。画面や操作はPC・契約・管理者設定で異なります。コマンドや権限の意味が分からない場合は、社内の管理担当者と進めてください。

PCにai-practiceフォルダを作り、その中へinputフォルダを作ります。テキストエディタを使い、次の内容を同名のUTF-8のファイルとして保存してください。表計算ソフトを使う場合も、列を分けて入力しCSV形式で保存します。実在の顧客・従業員・取引情報は含めません。

input/site-a.csv

記録ID,現場ID,日付,実施内容,未確認
C01,A,2026-10-26,資材仕分け,翌日の搬入時刻
C02,A,2026-10-27,通路整理,なし

input/site-b.csv

記録ID,現場ID,日付,実施内容,未確認
C03,B,2026-10-27,資材搬入,数量の原記録照合

CSVはカンマで項目を区切った表です。これらは編集部が作った練習用データで、以下の完成例も説明のためのものです。特定製品で動作を実証した結果や、導入企業の実績を示していません。

まず読むだけで、処理の計画を出してもらう

エージェントでai-practiceを作業フォルダとして開く、または選びます。次の指示を送り、まだ実行させずに、入力・出力・上書き対象を確認します。

input内の2ファイルを読み、処理計画を文章で示してください。
まだファイル作成・変更・プログラム実行をしないでください。
日付と記録IDの形式・重複をプログラムで検査し、現場ID別に日付順で並べる。未確認欄が「なし」以外の行は、記録IDと入力ファイル名付きで抽出する。完了や予定を新たに判定しない。
出力案はoutput/check-list.csv、output/report.md、output/checks.txt。
再利用する処理はtools内、入力ファイルは変更しない計画にしてください。
必要な権限、実行する処理、上書きの有無も説明してください。

計画と実際の権限表示を見比べ、input以外に読もうとする資料がないかを確かめます。フォルダ名を指示しただけで、他の場所へのアクセスを防げるわけではありません。

確認した範囲で、集計・照合と保存を依頼する

新しい練習フォルダには既存の出力がないことを確認してから、次を依頼します。

確認した計画に沿って、inputの2ファイルだけを処理してください。
必要な照合・集計はプログラムで行い、件数と検査結果をchecks.txtへ残してください。
outputとtoolsへの新規保存だけを許可します。入力の変更・削除、
既存出力の上書き、外部送信、Webサイトや業務システムの更新はしないでください。
条件不明・入力の形式不正・想定外の状態では、補完せず停止し理由を報告してください。
再実行の手順と、実際に読んだファイル・作ったファイルの一覧も残してください。

ここでいう外部送信の禁止は、メール送信や外部システムへのアップロードを処理に追加しないという指示です。AIサービスへの入力通信は別に発生する場合があります。ローカルのファイルでも、内容がクラウドへ送られる前提で会社の条件を確認してください。

完成例と、元ファイルで照合する数値

  • 現場A:10月26日 資材仕分け(C01)、10月27日 通路整理(C02)。
  • 現場B:10月27日 資材搬入(C03)。
  • 要確認:C01 翌日の搬入時刻、C03 数量の原記録照合。
  • 検査結果:入力3行、現場Aが2行・Bが1行、要確認2件。

現場Aの2件とBの1件が混ざっていないかを確認します。C01の「翌日」は10月27日ですが、時刻の値はありません。時刻や確認済みという状態を補っていたら修正します。

CSVには元ファイルと元のIDを残し、報告の各行から材料へ戻れるようにします。処理が失敗した場合は成果物が完成したと扱わず、どの段階で止まったかを担当者が確認してください。

この例は工程表の自動変更や施工判断には使いません。責任者が未確認事項を解消してから、決定した工程を関係者へ連絡します。天候の影響、人数、数量の集計を足す場合は、元記録の定義と単位を先に統一してください。

初回はこの二つのファイルだけで確かめる

最初は架空例で、入力件数、確認一覧、作成先、入力が変更されていないことを照合します。確認・修正にかかった時間も含め、手作業と比べて継続するかを判断しましょう。繰り返し使う際は前回出力を残し、日付別の新しい出力先を計画してから実行します。処理の再利用と、無人の定期実行は別です。定期化には環境・権限・監視などの追加設定が必要になります。

文章を一件ずつ整理する方法はAIチャットでの活用手順で紹介しています。自社で用意する材料と確認担当を決める相談は、福島県の企業向けAI活用支援をご覧ください。

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