保育園の連絡帳・おたよりを生成AIで整理する方法|福島県の保育事業者向け
保育園・認定こども園向けに、生成AIで園だよりと行事案内を作る手順を紹介。連絡帳の様式は架空例で試し、個別の園児情報を扱う前の確認点も解説します。
保育園や認定こども園では、生成AIを使って、園だよりの構成、行事案内、持ち物のお知らせを作れます。公開できる予定や確定済みの案内をもとに、保護者が「いつまでに何をするか」を読み取れる文章へ整える使い方です。
連絡帳や個別の保護者対応については、最初は実在の園児情報を含まない練習例と、空欄の様式だけを使います。子どもの健康や発達、けがへの対応は、園の手順に沿って職員が判断します。
園だよりは予定と家庭への依頼を分ける
材料は、園内で確定した行事、持ち物、提出物、期限、連絡方法です。次のように分けると、保護者が必要な箇所を探せます。
| 見出し | 載せる内容 |
|---|---|
| 今月の予定 | 行事名、日時、場所 |
| 用意するもの | 持ち物、服装、記名などの依頼 |
| 提出・連絡 | 提出物、期限、連絡先 |
| 変更時の案内 | 雨天などの場合の連絡方法 |
園児名や家庭の事情を入れなくても、共通のお知らせの構成は作れます。未公開の予定は、園が利用を認めたAIと入力範囲を確認してから扱ってください。
確定した案内から文章を作る
次の指示は、公開済みの行事案内や架空例で試せます。
次の行事情報から、保護者向けのお知らせの下書きを作ってください。
日時/場所/持ち物/提出と連絡/変更時の案内に分けてください。
原文にある日付、金額、条件は変えず、書かれていない情報は追加しないでください。
不足する項目は、配布文とは別に「園内の確認事項」として挙げてください。
一文を短くし、家庭で必要な行動が分かる言葉にしてください。
下書きができたら、担当者が予定表と照合します。日付と曜日、集合時刻、提出期限、金額、持ち物、雨天時の対応を確認してから配布してください。
連絡帳の練習では、事実と印象を分ける
連絡帳の書き方をそろえたい場合は、「活動中に見たこと」「職員が行ったこと」「園内で確認すること」の様式を作れます。架空の文章で、AIが書かれていない子どもの発言や気持ち、成長の評価を加えていないかを確認します。
実際の連絡帳や保護者とのやり取りは、外部AIへ貼り付ける前提にしません。個別のけが、体調、家庭状況を伝える場合は、園内で事実と連絡方法を確認してください。
名前を変えただけの記録は入力しない
「園児A」と表記しても、活動の経緯、年齢、クラスなどから本人が分かる場合があります。写真、健康・発達・家庭の情報、保護者の連絡先、個別の事故記録は、共通案内の材料から分けて管理します。
園内では、書類名ごとに入力範囲を決めると判断しやすくなります。
- 園だより:園が入力を認めた共通案内から作る。
- 行事案内:確定した情報を使い、配布前に予定表と照合する。
- 連絡帳:架空例で様式を試す。実記録の利用可否は別途確認する。
- 個別の保護者連絡:園内の事実確認と承認の手順に沿って作成する。
情報の扱いは個人情報保護委員会の注意喚起も参照し、AI活用ルールとして確認先を決めます。
一回の行事案内から試す
AIが作った案を、別の職員が保護者の立場で読みます。必要な持ち物と期限を説明できるか、元の予定から変わった情報がないかを確かめます。作成だけでなく、確認と修正の時間も記録してください。
保育ICTは登降園管理や保護者連絡などをシステムで扱う仕組みです。生成AIによる文章作成と役割を分け、既存のシステムへ二重入力する手間が増えないかも見ます。施策の情報はこども家庭庁の保育ICTラボを参照できます。
園の文章作成について相談する際は、園児の記録を送らず、書類の種類、確認者、手戻りの多い作業をお知らせください。