ChatGPTのフラッシュカードの使い方|作成・復習・保存と研修での活用例
ChatGPTで学習用フラッシュカードを作る方法を紹介。カードをめくって復習する操作、ライブラリからの再開、内容の修正と、研修資料を使う際の確認点を解説します。
ChatGPTに「この内容をフラッシュカードにして」と頼むと、表と裏をめくりながら復習できるカードを作れるようになりました。OpenAIが2026年9月22日に発表した機能です。WebとモバイルのすべてのChatGPTプランが対象と案内されています。
フラッシュカードは、表の問いを見て答えを思い出し、裏で確認する学習用カードです。この記事では、9月27日に確認した公式情報に沿って操作を説明し、後半で研修後の復習に使う例を紹介します。
ChatGPTにテーマやノートを渡してカードを作る
会話を開き、学びたいテーマを指定するか、ノートをアップロードしてカード化を依頼します。カードはChatGPTの回答内に作成されます。
最初は、範囲を絞ったテーマから試すと内容を確認しやすくなります。次は編集部が作成した依頼例です。
生成AIを初めて使う人向けに、プロンプト、要約、ハルシネーションなどの基本用語を復習するフラッシュカードを作ってください。表は問い、裏は短い説明にしてください。
自分のノートを使う場合は、入力を認められた資料を選びましょう。顧客名や個人情報、未公開の業務情報を含む資料は、社内の利用ルールを確認してから扱います。
カードをめくり、覚えた内容と復習したい内容を分ける
公式ヘルプが案内している復習の流れは次のとおりです。
- カードの表を読み、答えを思い出す。
- カードをタップして裏の答えを見る。
- 分かっていれば「✔️」、後でもう一度練習したければ「❌」を選ぶ。
- 順番を変えたいときはシャッフルする。
「✔️」「❌」は、自分で理解状況を示す操作です。これだけで業務上の判断力まで測定できるとは考えず、まずは用語や手順を思い出すために使ってみてください。
保存したカードはライブラリから開き直せる
作成したカードはライブラリへ自動保存されます。復習を再開する際は、保存したカードのセットをライブラリで開くか、ChatGPTに呼び戻すよう依頼します。
カードを追加・修正したい場合も、会話から指示できます。「この説明を短くして」「この用語のカードを追加して」など、変えたい点を具体的に伝えましょう。修正後は、学びたい範囲から外れていないか確認してください。
研修で使うなら、答えを確認できる資料から始める
ここからは編集部の活用提案です。研修担当者が試すなら、すでに内容を確認した教材の一部から、復習用のカードを作る方法を勧めます。元の資料があれば、カードの答えと照合できるためです。
たとえば、公開できる生成AIの基礎教材を使い、次のように依頼します。
この教材の用語説明だけをもとに、復習用のフラッシュカードを5枚作ってください。1枚につき1つの用語を扱い、教材にない説明は足さないでください。
これは依頼例であり、資料外の内容が混ざらないことを保証する指示ではありません。担当者が各カードを元の教材と照合し、誤りや省略を直してから使います。OpenAIも、カードに誤りが入り得るため、元のノートや教材と確認するよう案内しています。
研修の目的が「用語を覚えること」なら、短いカードで復習できます。一方、「資料を読んで提案を判断すること」が目的なら、実際の資料を使う演習も組み合わせましょう。カードの数を増やす前に、何を思い出せるようにしたいかを決めると、出題範囲が定まります。
まずは少数のカードを作り、内容と復習操作を確かめる
最初の一歩は、公開情報を題材に数枚のカードを作ることです。答えを確認し、カードをめくり、後日ライブラリから開き直すところまで試してみてください。
本記事で確認した公式案内には、カードの共有や書き出し、組織での成績管理についての詳しい条件はありません。研修システムとしての利用を検討する場合は、それらが可能だと仮定せず、必要な運用を別途確認しましょう。
カードでの復習と、実務で使えるようになったかの確認を組み合わせる方法は「生成AI研修の効果測定シートの作り方|福島県の中小企業向け」で解説しています。
参照した公式情報
- OpenAI:ChatGPT Release Notes(2026年9月22日「Create flashcards in ChatGPT」)
- OpenAI:Flashcards in ChatGPT(2026年9月27日確認。更新日は「2 days ago」の相対表示)